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一 括 講 読

投稿時間:01/08/25(Sat) 09:20
投稿者名:やすこ
Eメール:smile_on_me@mail.goo.ne.jp
URL :
タイトル:再矯正できますか?
こんにちは
ここのところ歯のことを考えて、夜も眠れず、ノイローゼになりそうになって、インターネットの検索を続けていて、このページにたどりつきました。
教えてください!!!
私は現在33才です。
中学時代の三年間で、上下四本の小臼歯を抜歯して歯列矯正しました(上下四本の親知らずも20歳ごろ抜歯済み)。
そのときの先生がかなりのへたくそで
上の歯の真中は若干左にずれ、
下の歯の前歯においては、右の犬歯が内側に倒れ、そのすぐ横の前歯が押し出されるように出て、
イーッとしたときに、上の歯より出てしまっています。
おまけに、先日一般歯科で歯石をとりに行った際、指摘されたのですが
上前歯と下前歯が咀嚼のたびに、奥歯より早くぶつかり合う状態で
(私はそれが普通と思っていた)
これはいけないといわれて
下の犬歯と飛び出した前歯以外の三本を一ミリほど短く削られてしまいました(T_T)
歯を削ってしまうことに、とても抵抗があり、矯正できないかたずねたのですが、
その一般歯科では「これが一番早くてよい方法」とのことで・・・
前歯を削ってしまってから、口の中のかみ合わせの違和感がずっと続いています。
右上の犬歯と下の臼歯が当たるようになってしまったからです。
舌の置き所も、削った前歯に当たって気持ち悪いし・・・
削らずとも、もう一度、矯正で直せなかったのかなーと思うと
思慮浅く削ってしまって(もう二度と元に戻せない)後悔ばかりが続いています。
で質問です。
@現在の犬歯と臼歯が当たる状態は普通の状態なのでしょうか
A一度矯正(抜歯して)したものを再び矯正することは可能なのでしょうか
B削りっぱなしの前歯は大丈夫でしょうか(エナメル質がなくなったことによる弊害や、ざらつきに舌が影響を受けないのか)
これ以上の抜歯や削りはなるだけ行いたくないと考えていることも付け加えます。

よろしくご指導くださいm(__)m

投稿時間:01/08/25(Sat) 12:17
投稿者名:矯正専門医
Eメール:fukumashi@yokohama.email.ne.jp
URL :
タイトル:Re: 再矯正できますか?
再矯正はできます。

矯正治療には必ず、多かれ少なかれ後戻りがあります。
術前、術後の資料を参考に原因を突き止めて再治療することはあります。
原因不明のまま再治療しても同じことの繰り返しになります。
矯正をされた、矯正医のところに行って相談するか、資料をもらってくるといいでしょう。
矯正をした歯科医院が矯正専門医(矯正歯科しかやっていない歯科医院)であれば資料は保管していあるはずです。

当院にも一般歯科で矯正治療の既往歴を患者さんが後戻りで来院することは多々あります。

資料を請求すると、無いか不十分なケ−スばかりです。

後戻りを語る前にちゃんと咬合が確立できているかどうかも問題だと思います。

当院でも再治療は50〜100ケ−スに1ケ−スぐらいあります。
多少の後戻りはかなりあります。

後戻りの原因は歯周組織的なものは早期にでます。リテ−ナ−である程度解決できます。機能的な後戻りは数年たってから発現します。

矯正専門医にとって症例を治すより、安定させるほうがはるかに難しいのです。

投稿時間:01/08/25(Sat) 13:43
投稿者名:やすこ
Eメール:smile_on_me@mail.goo.ne.jp
URL :
タイトル:噛みあわせってどうなるのが正しいのですか
早速のご回答ありがとうございます

> 矯正治療には必ず、多かれ少なかれ後戻りがあります。

それは私も理解しています
しかし、私の場合、出来上がりがすでに今の状態でした(後戻りではありません)
下前歯の均衡が保たれていない結果、年とともに顕著になってきているような気がします。
下の右犬歯の内側への倒れこみなどは、
矯正していた当時、すでに上の歯のセンターが合っていないという理由から
上の左の犬歯と右の犬歯との間にゴムを装着するように言われ、実行していたところ、上の歯はセンターにならず、下の犬歯だけ内側に倒れてしまいました。
矯正器具をすべてはずしたときにも、当時の歯科医に指摘をしたのですが、
目立たないから大丈夫といわれ、子供だった私も、そんなものかと思っておりました。

> 矯正をされた、矯正医のところに行って相談するか、資料をもらってくるといいでしょう。

現在、歯科治療により患者(うちの母ではない)より訴えを起こされ、それが原因で神経を病んでしまわれ、廃業(どこにいらっしゃるかもわかりません)されています。
実は、うちの母も、その医院の歯科治療が原因で舌癌になりました。
(虫歯治療の不具合から、噛めなくなり、舌に負担がかかって潰瘍ができたのです)

昔の歯科医の所業をここで挙げ連ねても、意味がないのですが・・・
そんなわけで、自分の当時の治療履歴入手は不可能なのです。

歯科治療するとかみ合わせが変わったりすることもあり、
自然となれるという人もいるのですが・・・
私は神経質に考えすぎているのでしょうか
矯正専門医先生は過去ログで
「矯正しない」という選択肢もあるとおっしゃっているようですが
私のように、現在病的に噛めない状態でもない場合は、それに当てはまるのでしょうか?
前歯同士は当たらないのが噛み合わせの正解なのですか?

また
矯正ではなく歯を削りっぱなしにして
「噛み合わせ調整」なんて治療は本当にあるのですか?

一度美容整形すると止まらなくなるというのといっしょで
苦労して歯列矯正すると
必要以上に歯並び、噛みあわせが気になってしまいます
命の次に歯が大事だと思っているのです

投稿時間:01/08/26(Sun) 11:57
投稿者名:矯正専門医
Eメール:fukumashi@yokohama.email.ne.jp
URL :
タイトル:Re: 噛みあわせってどうなるのが正しいのですか
了解しました。
矯正治療のゴ−ルは我々専門医で常に議論されています。
一般歯科医で矯正を行なっている先生でもよく勉強して立派先生もいますが、
2〜3回の講習会を受けて、やっている先生がいるのも事実です。

歯科医師免許を持っていれば舌癌の手術だろうが、矯正歯科治療しても法律的には問題ありません。

私は舌癌の手術や矯正治療がそんなに簡単なら口腔外科や矯正歯科の専門医はいらないと思っています。

しかし我々専門医がやっていることが必ずしも正しいとも思いません、だから日々研鑽が必要なのです。
私は多数の学会に所属していますが、日本矯正歯科学会の認定医やアングル矯正学会南カリフォルニア支部の正会員等は、一定期間内に学会発表や論文、必要な症例報告をしなければ簡単に剥奪されてしまいます。その為に年に3〜4渡米しなければなりませんが、行くたびに勉強になります。
アメリカの専門医先生の研究や症例、努力をみるとまだまだ自分の甘さを痛感します。

やすこさんには矯正の専門医へ行って相談することをお奨めします。
日本臨床矯正歯科医会という会があります。日本で唯一の矯正歯科専門医の集まりです。

http://www02.so-net.ne.jp/~hahaha/

でお近くの専門医でご相談されるといいでしょう。



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