病状ではないんですが、ずっと気になっていたことがあり、質問
します。
飛行機などの墜落現場では歯科医が大活躍すると聞いたことが
あるんですが、いったいなぜなんでしょう？
分野的にお門違いの様な気もしますが…。

> 病状ではないんですが、ずっと気になっていたことがあり、質問
> します。
> 飛行機などの墜落現場では歯科医が大活躍すると聞いたことが
> あるんですが、いったいなぜなんでしょう？
> 分野的にお門違いの様な気もしますが…。
　
墜落現場や大火災の後などでは、遺体の損傷が酷いことがあります。
その遺体の身元を確かめるのに、歯科医が活躍しています。
　
遺体の損傷が酷くても、歯は比較的残っているケースが多いのです。
そこで、遺体の歯の治療状況と、その方のかかっていた歯科医院のカルテとを
照合することによって、遺体が誰であるかを調べるのです。
歯の治療痕は個人で様々ですので、これが完全に一致すれば、個人が断定できます。
　
同様に年に数件、我々歯科医の所へ各都道府県の警察から身元不明の遺体の歯型
の照合依頼がきます。
遺体の歯の写真とレントゲン写真で、「お宅の患者さんではないですか？」と
いう具合です。
写真だけでも、歯科医は自分が治療したものかどうか、結構わかるもんなんですよ。

ごていねいなお答え、ありがとうございます。

このような質問、誰に聞いていいかわからず、長い間の
疑問でした。
凄惨な状態でも、わずかな手がかりを元に医師の方々は
奮闘するんですね。敬服しきりです。
たいへん勉強になりました。それでは失礼いたします。